その後普通の散髪屋のような施設に通され、増毛の毛を貼り付けていくことになった。
何故ズラ屋に散髪のブースが幾つもあるのかと言うのを、はげていない人のために説明しますね。
毛が薄くなるのと、毛が伸びるのは全くリンケージしておりません。当然毛が極細になってしまっても、髪の毛はほったらかしにしていたら当然伸びてきます。
従って、カツラの下から、太さの全く違う毛がニョロニョロとはみ出してきます。
その為に、1ヶ月に1回は、カツラの作られたヘアスタイルに合わせるために散髪の必要があります。
だから、普通の散髪屋に行けないヅラの人はヅラ屋の散髪ブースに行かざるを得ないのです。 こいつがまた値段が少し高い上に、散髪のスタッフが歩合制なのかノルマなのか、ヅラのセールスをしてくるのです。
自分は結局ヅラを入手後一度もヅラ屋の散髪ブースに行きませんでした。ではどうしていたかと言うと、それまでの行きつけの散髪屋に行き、そこでヅラをはずしてヅラに合わせて自毛を整髪し、顔剃りをする。
その間散髪屋の親父の嫁に隣でヅラを洗ってもらいトリートメントしてもらっておりました。ハゲは恥ずかしいと言う概念さえ無ければどうと言うことはないです。
ただ、この散髪屋の夫婦、特に嫁はとてもいい人たちなのですが、デリカシーに欠けるところがあり、自分の散髪中に他の見知らぬ客が来ると、
「なあ、最近のカツラってすごいやろ!こんな仕組みになってるねんで」
といいつつメッシュになっているヅラを見せるという行動を何度言ってもやりやがるのがネックでありました。
ああ、元の話のヅラ屋の出来事を書くのを忘れておりました。次回に回します。


